
昨年は天候不良で参加できませんでしたが今年は参加します。
東京からは小生のみの参加と思われますが、荒浜の空に鎮魂の連凧と鯉のぼりを揚げてきます。
東日本大震災は、2011年(平成23年)3月11日(金)14時46分18秒三陸沖の宮城県牡鹿半島の東南東130km付近で、深さ約24kmを震源とする地震でした。マグニチュード(M)は、1952年のカムチャッカ地震と同じ9.0。これは、日本国内観測史上最大規模、アメリカ地質調査所(USGS)の情報によれば1900年以降、世界でも4番目の規模の地震でした。
被害状況等については、まだ行方不明者も多く、全容は把握されていません。緊急災害対策本部資料によると、震災から3ヶ月を超えた6月20日時点で、死者約1万5千人、行方不明者約7千5百人、負傷者約5千4百人。また、12万5千人近くの方々が避難生活を送っています。
東日本大震災から今年で10年目となります。
凧を揚げる荒浜は、漁師町の歴史と海岸の松の緑、夏の海水浴場で知られた約2200人の街でした。高さ10メートル以上の松林を越えてきた、黒い壁のような津波は古い町並みを壊し、190人の命を奪いました。
津波の浸水地域は「災害危険区域」に指定され、古里を失った住民たちは他の土地に移り、宅地も市から買い上げられ、もう永劫に誰も住むことはできません。

生き延びた松が寂しく点在する景色に立つ「東日本大震災慰霊之塔」の観音像。耳に響く絶え間ない波音が、10年前に人を引き戻す。

鎮魂の120連凧
2019年3月10日仙台市荒浜 深沼海水浴場にて撮影

大型デルタカイトの下には、鯉のぼり
2019年3月10日仙台市荒浜 深沼海水浴場にて撮影


東日本大震災で未だに行方不明の2,528人。
帰りを待ち望む家族が道しるべとして揚げていたのが鯉のぼりでした。
連凧~笑み舞う~2021
2021年3月7日(日)に10時30分より11時30分頃まで
仙台市若林区荒浜海岸公園
凧揚げ風景



仙台市若林区荒浜海岸公園
2019年3月10日撮影
笑み舞うsmile projectは、
• 東日本大震災の被災地に笑顔を届ける
• 被災地の現状を自身の目で見て復興を考えるきっかけを作る
この二つを目的に活動しています。
その一環として、災難や被害を免れるという言い伝えがあり古くから日本人に愛されている文化「凧揚げ」を基に、全国から集まった書・絵・メッセージを連凧にし、震災の日に被災地沿岸で揚げる【連凧「笑み舞う」】を2014年から毎年実施。
また、他団体と協力し海岸のゴミ拾い、書道パフォーマンス、イベント企画も行っています。
荒浜海岸公園センターハウス
運営母体 NPO法人 みんな一書
運営 笑み舞う smile project実行委員会
事務局・連絡先
住所
宮城県仙台市泉区泉中央1-7-1泉中央駅ビルSWING5F
書ギャラリー親かめ子かめ内 笑み舞う smile project実行委員会(〒981-3133)
電話
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担当 亀井 勤