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zoom RSS 浮世絵で見る凧揚げ続々編

<<   作成日時 : 2017/11/14 11:32   >>

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凧揚げは江戸時代に日本で大人気となりました。武家階級以下の日本人は初めて、凧で遊べるようになりました。江戸(現在の東京)の政府は、この娯楽を「あまりにも多くの人々が自分の仕事に無頓着になった」と凧揚げを禁止にしました。
当時の凧揚げの様子を浮世絵で残されていますので、それらをまとめた続々編になります。

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柳々居辰斎
扇絵「凧あげ(弐亭三馬賛)」
扇は、暑さをしのぐための実用品としてはもとより、日々の生活のアクセサリー、儀礼や芸能の場で用いる道具など、さまざまな形で日本人に用いられてきました。また、その形状が「末広がり」を連想させることから、古来、縁起のよいものとして親しまれています。同時に、扇に絵を描く「扇絵」は絵画表現の一形式でもあり、数多くの絵師によって、扇はさながらキャンバスのように美しく彩られてきたのです。
扇は破損しやすいため、現存している数は、当時の数と比べればごく僅かなものに過ぎません。その中で、大阪の豪商・鴻池家から譲り受けた当館の扇絵コレクションは、浮世絵派、琳派、土佐派、狩野派、円山四条派など、近世に活躍したさまざまな流派の絵師たちの作品900点以上を所蔵しており、扇絵の歴史を語る上で欠かすことができない貴重なものとなっております。

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『逝きし世の面影』という本があって、それには、かつての日本当時に描かれた貴重なイラストがたくさん掲載されてます。
写真は、その本にある外国人の描いた日本の正月の風景(1865年)。
凧上げやコマ、羽根つきで遊ぶ楽しそうな子供と大人たちの姿が、いきいきと描かれてます。

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歌川国芳
化物忠臣蔵十段目

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歌川國利
おもちゃ絵「新版四季十二ヶ月」明治31年
※続編で「浅草凌雲閣の図」は、歌川國利の画とわかりました。

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「卯辰山開拓図絵」
写真の凧の部分を拡大してみると凧には風袋が付けられています。
全国の扇子凧を調べてみると、新潟県小千谷市の盃凧、富士見市 扇凧絵凧、静岡県の井川扇凧、名古屋市の扇凧、京都市の扇いか、(大橋栄二氏の凧大図鑑より)と意外と少ないのであるが風袋は開いている物も閉じている物もあるが、形が崩れて柔らかい風袋の凧はありません。

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卯辰山開拓図絵拡大図 金澤扇子凧の再現
「卯辰山開拓図絵」をもう一度見ると男の人の背中で凧の風袋は垂れ下がって見えるのである。
これは風袋の部分が柔らかい和紙で作られていることを意味しているのではないだろうか?
ではどうして柔らかくするか、まず手始めに和紙を揉みしごいてみると和紙はクシャクシャになるが
不思議と破れないのである。
なおかつ、和紙の持つ特徴で破れないで柔らかさもでてきたのである。

扇子凧の骨組みを竹で組み立てて置き、和紙を扇子凧の平面形状に切り、手で揉みしごいた。
それを竹で組んだ骨組みに貼付け風袋部分を糊で塞いだ。

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金澤扇子凧(表面)

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金澤扇子凧骨組み

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加賀の千代女と鳳巾(いかのぼり)
石川県松任(現白山市)には俳人として名をはせた加賀の千代女がいました。
元禄16年(1703年)加賀国松任(現石川県白山市)の表具師福増屋六兵衛と、母つるの長女として生まれ、享保4年(1719)美濃の各務支考(かがみ しこう)が旅の途中で松任を訪れた時、17歳の千代女に会い「ほととぎす」を題材に一句詠めと言われ、「ほととぎす郭公(ほととぎす)とて明にけり」という句を詠んだことから各務支考に才能を認められたといわれています。

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古代イカ挿絵
元禄頃の凧
作者不詳
周辺は焼けて失われしもの

いかのぼりについて

凧というのは平安時代に中国から日本に伝わったと言われています。
中国では紙で作った鳶を「紙鳶」と書いてシエンと呼んでいた。
日本には平安時代に入ってきたが、「紙鳶」、「紙老鴟」であった。
その後、烏賊を開いた形が似ているという事から「イカ」と名付けられたと言う説もあります。

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浮世絵ではありませんが、写真の名古屋帯は、昭和初期ごろにつくられた和更紗からお仕立て替えしたものです。纏(まとい)や笠、籠といった縁起物と一緒に和凧と奴凧が意匠化されています。





これで「浮世絵で見る凧揚げ」3編で編集を終了となります。
江戸時代の凧揚げが人気だったことが、浮世絵で良く理解できます。
幕府より凧揚げ禁止令が出ると、浮世絵もその影響で全く描かれなくなります。
再び凧揚げが描かれるのは、明治になってからになることも浮世絵によって分かりますね。

各画像は、画像をクリックすると拡大します。大きくしてご覧ください。


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